組込みシステム開発向け
クロス開発環境
「GNUWing」とは、アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッドが開発した組み込みシステム開発のためのGNUソフトウェアの新しいディストリビューションです。 GNUWingは、GNUバイナリユーティリティ「binutils」、GNUコンパイラコレクション「gcc」、GNUデバッガ「gdb」、ロイヤリティフリーのライブラリ「newlib」で構成されています。
GNUWingの概要
■内容構成
GNU バイナリユーティリティ(binutils)
GNU コンパイラコレクション(gcc)
GNU デバッガ(gdb)
オープンソース、ロイヤリティフリーのライブラリ(newlib)
統合開発環境(Eclipse)
日本語マニュアル
■対象ホスト
Windows、Linux
■対象ターゲット
CPU : ARM、SH、PowerPC、MIPS、RISC-V
OS : UTOS、μITRON、T-Kernel、FreeRTOS、Linuxなど
その他のターゲットについは、下記のフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
2種類のパッケージ
内容 | パッケージ版 | 有償サポート版 |
バイナリおよびソースコードを収録したCD-ROM | ○ | ○ |
日本語マニュアル | ○ | ○ |
日本語による30日インストレーションサポート | ○ | ○ |
バージョンアップ版を収録したCD-ROMの無償提供(納入後1年間) | ○ | ○ |
年間サポートの提供 | × | ○ |
※1ホスト×1ターゲットとは、例えば、Windows(またはLinux)上でARM用のアプリケーションを開発する場合です。
※パッケージ版は、年間サポートの対象とはなりません。年間サポートが必要な方は有償サポート版をお求めください。
※年間サポートとは、コンパイラやライブラリなどのソフトウェアにバグがあった場合、年間10回まで回避方法を提供(パッチの配布、バージョンアップ版のリリースなど)いたします。サポートを受けるユーザ数は限定されます。サポート期間内に回避方法の提供が10回を超えた場合は、その時点で再購入していただきます。
コンパイラ開発サービス
GNUWingがサポートしていないホストやプロセッサ向けにコンパイラをはじめとするツールチェーンを移植いたします。「新規に開発したプロセッサ向けの開発環境が存在しない」「RISC-Vプロセッサに追加した独自命令をコンパイラが生成しない」などの課題を解決いたします。お気軽にお問い合わせください。
執筆書籍
- TECH I シリーズ Vol.38 GDBを使った実践的デバッグ手法(CQ出版、2007年12月1日発行)
執筆記事
- インターフェース 2004年5月号 組み込み向けクロス開発環境の構築(CQ出版、2004年3月24日発行)
- インターフェース 2005年1月号 GDBをGUI化したデバッガ Insightの使い方(CQ出版、2004年11月24日発行)
- インターフェース 2005年11月号 組み込みシステムのための完全なブートストラップ環境 RedBootのダウンロードからボードへの実装まで(CQ出版、2005年9月24日発行)
- インターフェース 2013年7月号 第2特集 Cコンパイラ&最適化入門(CQ出版、2013年5月24日発行)